時代はDonaitioを必要としている!

サークル「Donaitio」に集う者たちによるブログのような物

川を渡ろう

泥に塞がれた目を

泥まみれの腕で拭うという不毛な事をしていると。

 

霧に包まれた視界の中、水が流れる音が聞こえる。

音の大きさから察するに、おそらく川だろう。

 

うっとおしい泥を洗い流したいと、音のする方へ急いで走っていく。

すると・・・。

 

 

薄暗く、白く濃い霧が覆う湿原に一筋の光。

水銀のような銀一色で出来ている川と湿原の不気味さは、

まるで星が出ていない夜空の中に天の川が出ているような、そんな違和感を覚えさせる。

 

 

 

さて!(上の文章は関係ありません)

ゲームを作る際、川をプレイヤーに渡らせたい!

 

そんな時、あなたならどうしますか!

 

普通に橋をかけるのもつまらないので、プレイヤーに橋をかけさせましょう!

近くに丸太を置いて、運ばせたり、

スイッチを踏むと橋が出来たり!

 

いやー、考えるのは楽しいですね!

 

 

 

 

あまりにも普通すぎません?

 

 

 

ゲームというのは物理法則を無視できるんです。

これはゲームにしか出来ない利点になりえます。

(もちろん、不自然すぎるものはNGですが)

 

 

 

ちょっとした例を挙げてみましょう。

過去に大ヒットした某RPGの橋のかけ方についてです。

 

 

草木をかき分け、進んだ先に川があります。

主人公は泳げないので、このままだと渡れません。

 

近くを見回しても橋になりそうな長さのものはない。

プレイヤーは首をかしげます。

 

 

近くに、腰かけられそうな木の切り株のようなものがあります。

そこをぶっ叩いてみると・・・。

 

 

 

ピョーン!

 

 

 

切り株は上に飛び出し、切り株の下に繋がっていた長い丸太が姿を現しました!

丸太は地面に着いた衝撃で、川の方へ倒れ!

 

見事橋がかかりました!ババーン!

 

 

プレイヤーに橋をかけさせたい時、

切り株を叩かせてそれを飛び出させて・・・という発想がパッと出るのでしょうか?

 

プレイヤーを楽しませようとしている人がこういう発想をするのだと思います。

決して注目はされませんが、これはゲームに不可欠なことだと私は思います。

 

実際、このゲームは大ヒットしましたから。

 

 

最近、ゲームで驚いたことはありますか?

思いもよらない、考えもしない事が起きましたか?

 

 

私はこの驚きを大切にしてゲームを製作していこうと思います。

さて、ゲーム製作に戻りますか・・・ッ!